SS《日常》 P「今日はキスの日です」楓「まぁ」
事務所にて
楓「道理で今日の奏ちゃんのスケジュールがびっしりだったわけですね」
P「そうですね。今日は速水さんと一緒に都内のあちこちを駆け回りました」
楓「あら、それは随分とわーくわーくしたことでしょうね」
P 「そうですね、どれも速水さんにとって素晴らしい仕事だったと思います」
楓「…」
P「ファンの皆さんもとても喜んでいたようで、速水さんのPとしても喜ばしい限りです」
楓「…」
P「?」
楓「…むぅ」
P「…高垣さん?」
楓「奏ちゃんばっかりずるいです!」
P「急にどうされたんですか?」
楓「私も一緒にわーくわーくしたいです!」
P「え、いや、お仕事の付き添いはこれまでもしてるはずでは…」
楓「終日一緒にお仕事したことはまだありません!」
P「そうでしたか…」
楓「私を悲しませた罰としてそこに正座してください」
P「それはいささか唐突すぎるのでは…」
楓「つべこべ言わずさあ早く」
P 「…分かりました」サッ
楓「目をつぶって」
P 「はい…」
楓「そのまま…」
P「…」
楓「これは最近私のことをほったらかしにした罰ゲームです」
P「はい…?」
楓「…」
P「…」
chu