楓さんの人見知り
たとえば杏の働きたくないや、森久保の臆病さは、年を経て様々なコミュやストーリーを通して、「それでも」一生懸命頑張るや「それでも」皆と楽しく過ごせる、といった成長過程がしばしば垣間見える。
あくまで例示した子達はアイドルとしてはマイナス部分になり得る個性ゆえの、その対比が分かりやすい部分だったから挙げただけであり、
「成長」というのはシンデレラガールズのアイドルにおいて大なり小なりあれど恐らく全ての子に該当するものだと思われる。
新しく登場した7人については、全体的に見た場合に時間経過が少ない分、例外的に現時点では当てはまりにくいとはいえる。
しかしそれも文字通り時の流れが解決してくれるものであると、希望的観測の元で私は解している。
(良し悪しは置いておいて、SNSを見ていると上記の性質上、主観的認識としては公式側よりもやや二次創作に引っ張られてる感覚は否めないが。)
とはいえ、シンデレラガールズにおいて「成長」という言葉は個人的に最も尊いポイントであると考えている。
それは私の担当の楓さんについてもおそらく当てはまる。
高垣楓さんの人見知りは、過去のものであったとされている。
決して他の沢山の個性の陰に消えたわけではない。
それはアイドルとしてPや他のアイドルをはじめ、様々な人と関わっていく内に解消、いや成長した成果を象徴しているように思える。
だがしかし待て、と私はここで穿った視点で興味本位の一石をちょっと投じてみようと思う。
まぁどこに投じるかは、勿論自分自身の思考回路の渦の中に過ぎないけども。
「果たして高垣楓の人見知り設定は本当に過去のものなのか?」
難しい所である。
現実の時間では2011年~、シンデレラ時空ではデビュー当初の楓さんと、今の楓さん。
カードで比較するなら、Rの高垣楓とSSR「等身大の距離で」の高垣楓。
仮に今の“等身大の”楓さんがあのSSRにあるような楓さんであるなら、正直「人見知り」と呼ばれる部分は影を潜めており、消え去っていっているように思える。
寧ろ人見知りでなくなったからこそ、ここまで心中を吐露出来ているように思える。
しかし、ここで断定するのは早計である。
なぜなら話している相手は、長年並んで苦楽を共にしたパートナーたるPであるからだ。
現実においても、いくら人見知りの人であろうと家族や竹馬の友を含む誰に対しても何処までも心を閉ざす。というのは基本的には無いと推定する。
勿論例外もあるとは思うが。
他のアイドルにしたって、私達が見ているのは馴れ初めではなく既に馴れた後を見ているにすぎないともいえ、
その最初の馴れ初めすらも大人として、お仕事上としての付き合いと割りきった上での日常的なコミュニケーションを模することさえ可能である。
つまり高垣楓さんの人見知りが過去のものになった保証はなく、根本の根本から言うと中々言えないのかもしれn
それも早計である。
何故なら楓さんは当該コミュでこうも言っているからである。
アイドルになったことで「自分の内面をだしていい」と気づいた。
そしてその前には過去のモデル時代についても言及している。
モデルはあくまでもモデル(「model」型、模型、模範)であり、主役は身に付けつけている物であると。
個人の個性は職業上においては必要とされていない。
つまりは自分の内面を出すような仕事ではない。
現実では違いそうではあるが、少なくとも高垣楓はそこにモデルとしての在り方を見出だしていたと解することが出来る。
それがモデルとしての高垣楓のスタイルであった。
次に、モバのSRシンデレラガールの楓さんの思い出エピソードを見てみると、子供時代の自身について語る場面がある。
おそらく回りの大人達は暖かい目で幼少期の楓さんを過干渉することなく見守っていたのだろう。
羨ましい。
そして自分の事をこうだったと言っている。
以上から見るに、高垣楓さんの「人見知り」は能動的なものではなく、逆に今までの環境によって受動的に形成されて「人見知り」とラベリングされたものに過ぎないのではないだろうか。
本人から人と話すのが苦手といった節の台詞もどこかで拝見した気がするが、
それも単に環境的に今までそれが必要以上に求められていた訳では無かった故のものにすぎず、自分が「人見知り」だからという理由とは違うのではないだろうか。
果たして楓さんは本当に人見知りだったのだろうか。
私達外部の人間が勝手にかってにカテゴライズしてレッテルを貼り付けていただけなのではないと言い切れるか。
ここまで書いてきて若干不安になってきた。
だがそれでも、と唐突に不安を拭い去るように逆説で語り始めると
楓さんの心に新しい風を吹かせたのはPであり、
等身大の楓さんの魅力を知っているのもPである。
そして、選んだのも紛れもなくPである。
楓さんの人見知りが消え行く個性だろうとそうでなかろうと、何であろうとその事実は決して時間の流れでも消え行くものではない。
…なんて何か仰々しく語ってはみたものの、途中頭こんがらがっちゃって大分変な文を書いてしまった気がします。
まぁあくまで一個人の楓Pのstay home中の暇をもて余した考察なので、話半分以下で読んでもらえていたなら幸いです。
てか多分、この答えはワンダフルマジックのエピソードにある気がします。
《結論》
まだまだ理解出来て無い部分が多すぎるため、もっと楓さんの事を知る事が出来るような新しいイベントやSSRの登場を心より待っています。
いつか時間が出来たら、その際はちゃんと総合的に考慮した上での考察を載せられたらいいなと思います。
以上!
さて残りの総選挙期間もスパートかけてすぱーっと走っていきましょう!
PS
え、この楓さん尊すぎん??????